流行語とか業界新用語とか新しい表現とか

突然使われるようになった各業界、各分野の流行語についてきままに語ります

ジェネリック、日本では薬だけに使われるカタカナですね

 

 

ジェネリックは一般のという意味の英語ですが、

英語でも医薬品のジェネリックは、やっぱり

ジェネリックです。

 

で、日本でも、その筋の薬をさすとき、

ジェネリックと呼びます。

 

でも、日本では薬以外に

ジェネリックという言葉は使わないですね。

 

 

多分、薬局で処方薬を出してもらうとき、

「安いのでジェネリック医薬品でもいいですか?」

という質問状などがあって、

それで日本でも普及した言葉でしょう。

 

 

アメリカに留学しているとき、製薬会社で

就職活動をしていたシンガポール人が

「あの会社はジェネリックの会社だから」と

バカにしていたのを覚えています。

 

 

ジェネリックというのは、私の理解では

パテント切れになった古い薬を、

よその会社が別な商品名で作った薬だと思います。

 

アジアにそれ専門の製薬会社があるようです。

 

研究開発費なし、広告なしで、

格安アジア工場で安い薬を作るわけです。

 

なので、薬業界でも格下に見られるわけです。

給料も当然やすめです。

 

 

医薬品は研究開発期間が臨床実験もあるので、

20年ぐらいかかると聞いたことがあります。

 

スイスやアメリカの薬会社の株価は、

今後発売される新薬のパイプラインで

決まるともききました。

 

日本の製薬会社は研究開発費を充分に

出せないので、世界では勝てないという話も聞きます。

 

ジェネリックの普及で、

日本の製薬会社はますます

収益性がさがるのかもですね。