リベンジという言葉、アメリカ人には暴力行為を想像されるかもです
スポーツで負けたあと、エンタメで失敗のあと、
「リベンジしたい」と気楽に言いますよね?
でも、リベンジなんて、アメリカ人に対しては
使っちゃいけない言葉です。
リベンジは復讐であって、
ひどいことをされたあとに、
攻撃し返すみたいな意味です。
アメリカでリベンジという人気ドラマがあって、今、
日本テレビの深夜番組でやっていますけど、
復讐のために10話ぐらいのシーズン1で
5人は殺しています。
アメリカ人のリベンジはひどい目にあわせる
=殺す、殴り倒す、襲うぐらいはします。
しかも、ドラマのリベンジでは、
主人公に殺人の方法や武術を仕込んだのが
真田広之なのです。日本人がリベンジするといったら、
アメリカ人は、空手でボコボコにされるぐらいに思います。
なので多分、銃を持って待っていることでしょう。
というのも、私が留学していたときに、
日本人の留学生が、失敗したからリベンジしたい
みたいなことを言っちゃったんです。
その子は英語がそんなに出来る子ではないので、
ナード(ヘンな子=オタク)みたいな扱いでした。
そんな子が「リベンジする」と言ったら、
同級生の大きな子が力任せにハグして、
「やめとけ、この町で犯罪を起こしたら、
外人は絶対に少年警察署だ」と言ったんです。
その男の子は意味さえわかっていなかったと思います。
確かにアメリカの地方裁は陪審員制度なので、
よそ者が犯罪を起こすと重罪になるんです。
というわけで、国際舞台に立つスポーツ選手が
リベンジと言ったときに、どのように翻訳されているか、
心配になってしまいます。
妙なカタカナ英語は国際舞台では使わないように
指導した方がいいような気がしますけど・・・・・・