10代女子も、「ガチ」という言葉を使う時代です
ガチという言葉は、コギャル世代では男言葉でした。でも、テレビで、これはなぜかAKB系だけにやけに多いのですけど、「これはガチです」という言い方をします。
元々は、芸人さんが「ガチ」と言っていたのが、バラエティ女子にうつったと思っていいでしょう。
「やらせ」でなく真剣勝負という意味です。AKBの子達も、そういう意味で使っています。
「ガチ勝負」といわれるじゃんけん大会で、松井珠理奈さんが、パーを出し続けて勝ったのですが、あれがやらせでなくて、なんなの? と思うのが普通でしょう。
元々、ガチは、ガチンコのことです。プロレスや相撲のように八百長が当たり前のスポーツで、真剣勝負することです。プロレスなんて、アントニオ猪木さんは生涯で2度しか真剣勝負してないそうです(出典wilipedia)。
あの有名なモハメッド・アリ戦はさすがにガチだったそうです。
相撲って本気じゃないの?
と、思うかもしれませんが、スポーツマン精神、先輩後輩関係の中の真剣勝負だそうです。
ルールが曖昧だから悪いとのこと。
パーでならいくらはたいてもいいけど、頭にきていないとやりません。相手を怪我させるような投げを使って、ライバルを高確率で負傷させていくのも可能ですが、たまにしかやりません。
ちなみに人気先行の高見盛に頭にきた朝青龍が繰り出した投げが、まさに怪我をさせる投げだそうです。高見盛はその投げの影響で速めに引退になってしまったとのこと。
相撲を本気で取り続けたら、みんなして怪我だらけになるから、それはムリという話です。なので、フェイク勝負のことを注射と呼ぶそうですが、そんな言葉があるのです。あの八百長問題でわかったとおりお金で勝ち負けを売り買いしていたんです。
それはともかく、ガチは元々本気勝負の意味ですが、今は応用されて、恋愛の告白とかでも10代女子は使います。「ガチ告白」とかですね。
笑いながらの探りを入れる告白でなく、真顔で「付き合って欲しい」という場合、または冗談半分で「私と付き合ってよ」と言った場合、20代は「それって本気?」と返すと思うのですが、10代は「それってガチ?」と返すでしょう。
ただ、テレビ関係でもない大人が、「ガチにヒトカラにはまっててぇ・・・・・」とか言うと、バカっぽくて、聞いてて悲しくなります・・・・・・。カッコいい人、美人には使って欲しくない言葉だなあ・・・・・・